個人再生とは何か?

個人再生とは、裁判所を介しておこなう債務整理手続きの中の1つで、借金の減額を目的とした手続きをいいます。

借金の返済額を減らすることによって、多重債務問題に悩まされている人の再生を図るということから、個人再生と呼ばれています。

また、個人再生手続きは、借金を減らすだけでなく、住宅を守ることができるという特徴があります。

ではなぜ、個人再生を利用することによって住宅を守ることができるのでしょうか?

任意整理(特定調停)であれば、住宅ローンの返済をそのまま行うことは可能です。
しかし、どうしても他の借金を返済できないのであれば自己破産を取るしかありません。
個人再生は、この2つの手続きの中間にあるものだと理解すると、イメージがつかみやすいはずです。

個人再生が可能かどうかはシュミレーションサイトが役立ちます。

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まずはこういったサイトでシュミレーションしてみて自分の状況をしっかり把握しましょう。

 

他の債務整理手続きと比較する

個人再生を知るための前提として、他の債務整理手続きについても知る必要があります。
債務整理手続きは、「任意整理」、「特定調停」、「自己破産」、「個人再生」という4つの手続きに分類されていますので、個人再生以外の3つの手続きを

個人再生と比較しながら見ていきましょう。

1、任意整理と個人再生

096695_R任意整理とは、簡単にいえば借金の借り入れ先である債権者と交渉をすることによって、返済期間や1ヶ月の返済金額などを調整する手続きをいいます。

個人再生と比較すると、債権者に対して返済をおこなうという点では同じですが、個人再生は債務の減額を交渉ではなく法的におこなう手続きです。
また、裁判所を介しているという点でも違いがあります。

2、特定調停と個人再生

特定調停は、任意整理と同じようなことを、調停手続きの利用によっておこないます。

調停は裁判所でおこなわれる手続きになりますので、裁判所を利用するという点では同様ですが、個人再生は特定調停とは違い、法的根拠のもと債務を減らす手続きです。

3、自己破産と個人再生

099913_R自己破産は、債務整理の中でも最終手段といえる手続きで、どうしても借金を返済しきれない場合に取られることになります。
この際、債務者が保有している時価で20万円以上の財産は、原則として処分され、債権者へ配当されることになります。

つまり、仮に住宅を保有していて、住宅ローンを支払っている最中であっても、その住宅は手放さなければなりません。

しかし、個人再生であれば、住宅ローンを支払いつつ借金の圧縮ができるのです。

個人再生で住宅が守れる理由

400858d13c16e16934fad2c8a27718b3_s_R個人再生で住宅が守れる理由というのは、手続きの中に「住宅ローン特則(正式名称は住宅資金貸付債権に関する特則)」があるためです。
この住宅ローン特則を利用すれば、自己破産では処分されてしまうはずの自宅を保有したまま、その他の債務を減らせるというわけです。

ただし、住宅ローンが減額できるわけではありませんので、住宅ローンは原契約どおり支払っていかなければなりません。

その他の債務はどの程度圧縮されるのか

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ここまで債務の圧縮と表現してきましたが、法的には債務の一部免責という言い方をします。
自己破産は債務を免責にする手続きですが個人再生は債務の一部免責を求める手続きです。

一般的によく利用される小規模個人再生の場合、総債務額の5分の1か、その金額が100万円以下であれば100万円を、3年間で返済していくことになります。

住宅ローンを除いた債務が400万円の場合は、
400万÷5=80万になるので、3年間で100万円

住宅ローンを除いた債務が800万円であれば、
800万÷5=160万になるので3年間で160万円

個人再生は誰でも利用できるわけではない

088439_R個人再生は債務の一部を法的に免除する手続きなので、誰にでも利用できるわけではありません。
希望者全員の債務をすべて免除していては、貸金業者が破たんしてしまいます。

個人再生を利用する絶対条件が、「支払い不能のおそれ」がある者です。
この判断は裁判所がおこなうことになっていますので、個人が判断するものではありません。
あくまでも客観的に「支払い不能のおそれ」がなければ、個人再生の利用はできないことになっています。

次に、安定した収入が求められます。
個人再生は、最終的に返済を継続させなければならないため、まったくの無収入では手続きを取ることができません。

最後が、住宅ローンを除く総債務額が5000万円以下であることです。
これらをすべて満たしていなければ、個人再生の利用はできませんので注意しましょう。

個人再生のメリット

これまで個人再生について説明をしてきましたが、メリットはなんといっても住宅を守ることができるという点です。
また、住宅ローン以外の債務が5分の1に圧縮されるので、苦しかった返済も必ず楽になります。
しかし、個人再生もいいことばかりではなく、当然デメリットもあります。

個人再生のデメリット

sssssssまず1つめとして、数年間は新たな借り入れができなくなってしまうという点です。
個人再生手続きが開始されると、信用情報機関に事故情報が登録されます。いわゆるブラック状態になってしまうというわけです。

次に、官報に名前が出てしまうという点です。
官報というのは、国が刊行している機関紙です。こちらに自身の名前と個人再生をおこなったという事実が記載されることになります。とはいえ、官報は一般の方が目にするようなものではないので、そこまで心配しなくても大丈夫です。

次に、手続きがとても難しいということです。

個人再生は、債務整理の中で最も難しく、法的に見てもかなり煩雑な手続きになりますので、素人が1人でおこなうには無理があります。

専門家に依頼をすればスムーズに手続きを進めることが可能となりますので、個人再生を検討するのであれば、まずは専門家への相談からはじめてみましょう。

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ご自身の現在の状況が個人再生可能な状況か、他の法的な手段の方が適切なのかを把握するのにシュミレーションは大切です。
いずれの手段をとるにせよ、法律はあなたの強い味方です。
専門家に相談して、問題解決への最も良い道筋をつけてもらいましょう。

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