市役所の無料法律相談で解決へ

M子さんは、最愛のご主人を亡くしました。
毎日、朝に昼に晩に涙を流し、一時期は、朝仏壇にお供えしたご飯を夜食べる程度しか取らないくらい打ち拉がれていました。

M子さんご夫婦には子供がおらず、悲しみで弱り切っている彼女にお寺の住職は、
「子供が居ないからこそ、供養はあなたの仕事ですよ」
と言葉をかけました。

M子さんは、ご主人の居ない寂しさに慣れない日々を送りながら、供養の為にとお墓の掃除に通うようになりました。

しばらくすると、同じように朝お墓にお参りしているご婦人と言葉を交わすようになりました。
話してみると彼女もご主人をなくており、供養の為に、仏壇の他に神棚を作ったりしているとのことでした。

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M子さんが懇意になったS代さんは、お墓や仏壇のあるお家ですが、他に、神棚に似たようなものやお札、彫刻のようなものを祀ってありました。
S代さんによると、これらは、亡くなった人があの世で幸せに暮らす為のお手伝いをしてくれる物(者)だということです。

そして、S代さんは、残された人と亡くなった人とをつなぐ役目をはたすという人物にM子さんをあわせてくれるというのです。
M子さんは、S代さんが進めるままに彼女の通っている会に入会しました。
そこでは、祈りの為のアイテムをいくつかそろえなければなりません。

M子さんは、神棚、お札、お守り、彫像などを購入しました。
総額、300万円かかりましたが、ご主人との蓄えがあったので、この時点ではあまり大きな金額だと認識していませんでした。

M子さんは、この会に、月々の会費や寄付で10万円ほど使っていきます。
少々高額と思える商品には、ローンを組んだり、カードで支払ったりしていました。

きっかけは債務整理の無料相談

その都度、会のメンバーがアドバイスしてくれていたことで、M子さんは安心していました。
ところが、M子さんに、ステージⅡの乳がんがみつかりました。

幸いガンは根治することができましたが、一連の癌治療のなかで、自分の資産が明確に見えてきました。
癌の治療は、保険に入っていても高額です。
M子さんは、再発した場合や今後の人生で必要なお金がいくらなのか、初めて考えたのです。

するとM子さんには、会を通じてつくった債務が合計300万円ありました。
すでに、預金はそこをついているに等しい状況で彼女に残された資産と言えばご主人との思いでがつまった自宅くらいです。

M子さんは、市役所で開催される債務整理に関する無料法律相談へ向かいました。
そこで、司法書士から自宅を残しつつ債務整理する方法として、個人再生を紹介されました。
年金生活者のM子さんは、100万円の残債を月々2万円程度の返済で3年続けることになりました。

しかし、年金生活者であることから、日々の生活費はかなり切り詰める事になります。
ほかに、清掃のアルバイトなども始めたM子さんは、完済へむけて着実に歩んでいます。

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